MIHOCOLUMN
#5 簡単!リネンのお手入れ方法について
2016.07.26
グランフォンブランのリネン製品をご購入の際に良く聞かれるのが“お手入れ”についてです。
「家で洗えるんですか?」や「クリーニングが必要ですか?」「ワインのシミが心配で・・・・」「シワになりやすいんですか?」など不安に思う方も多い様です。
しかし、むしろ取扱いが簡単で家庭洗濯できて、すぐ乾くのがリネンの特徴です。さらに使い込むことで柔らかくなり肌さわりもより心地良くなるので安心して長くお使い頂きたいと思っております。
使い込んだリネン製品がヨーロッパのヴィンテージショップで販売されているのも他の布に比べて丈夫で長持ちするからと言えます。
私が長年リネン製品を使った経験から、自分なりの洗濯方法をまとめてみましたのでぜひご参考になさってください。
<シミぬきについて>
・しょうゆやソース、バターや油等
固形石鹸をお湯で溶かした石鹸水、または石鹸系液体洗剤 (できれば界面活性剤が入っていないもの)に20〜30分浸し、 汚れた部分をもみ洗いして洗濯機で洗ってください。
・コーヒー・紅茶
石鹸系液体洗剤で洗濯機に熱めのお湯を最初だけいれて洗ってください。
・クリーム・ヨーグルト等乳製品
冷水でもみ洗いしてください。
・トマト・ケチャップ
水を含んだスポンジで汚れを取ってから石鹸系液体洗剤で熱めの温度設定で洗濯機で洗って ください。 温度設定ができなければ、洗濯機に熱めのお湯を最初だけ入れてください。
・ワイン・フルーツなど
塩とレモン汁でもんでから石鹸系液体洗剤等で洗ってください。
<洗い方>
・新品の場合は、他の物との一緒の洗濯を避けて色物は別々に洗ってください。 麻の性質上、最初のうち何回かまでは、麻クズ(リント)が出ます。 ほかの洗濯物にくっつかないようにするための配慮です。
・いずれも汚れを落とすにはなるべく早く洗っていただくことが重要です。 時間がたてばたつほど汚れは落ちにくくなります。
・洗濯は柔軟剤や漂白剤はご使用にならないようお願いいたします。 繊細なリネンが悲鳴をあげて傷んでしまいます。
<干し方>
・乾燥機をご使用の場合
乾燥機をご使用の場合は少し湿気が残ってるくらいの状態で止めてください。 リネンは乾燥に弱く、乾燥しすぎると固くなってもろくなっていきます。 すこし生乾き状態のときにアイロンがけすると、スプレーを使用しなくても 面白いようにきれいに仕上がっていきます。
・屋外で乾かす場合
陰干しか夕方がおすすめです。
速乾性のあるリネンは夕方でもすぐ乾いてしまいます。 干す際、両手で手アイロンのように上から下へと伸ばすようにしてあげると 比較的しわが目立ちません。
一旦シワがつくと取れにくいのでその時は思い切って濡らしてアイロンで伸ばして下さい。 すっと伸びます。
以上ですが、あくまで経験上のことなのでもっといい方法があればそちらを参考にしてみてください。きちんとお手入れして頂き、代々長く大切に使っていただくことがグランフォンブランの願いでもあります。