ABOUT LINEN
極上の素材、リネンの真実。
知るほど、その歓びが身近になる。
麻、と聞いて、あなたはどのようなイメージを思い浮かべますか。
夏らしい涼しげなシャツでしょうか。生成りで風合いのあるテーブルウエアでしょうか。
それも、麻という素材の一面ではありますが、麻という素材が持つ本来の魅力、
特に極上のリネン(亜麻)の素晴らしさは、
日本では知られてないと言っても過言ではありません。
ここでは、グラン フォン ブランの製品をよりお愉しみいただくためにお伝えしたい
リネン(亜麻)の基礎知識をご紹介いたします。
古代から現代まで高貴な人々に
愛され続けてきたリネン(亜麻)。
麻は、植物から採取される繊維の総称で、おおまかに、
リネン(亜麻)・ラミー(苧麻)・ジュート(黄麻)・ヘンプ(大麻)といった種類があります。
特に、リネン(亜麻)は人類最古の繊維と言われています。
古代エジプトでは“Woven Moonlight (月で織られた生地)”と呼ばれ、広く神事にも使用されていました。
また、中世ヨーロッパにおいては婚礼などの儀式に使われるとともに、貴族女性の下着として愛されました。
その歴史は、リネンのフランス語ラン(Lin)から、
衣類や下着を意味する Linge(ランジェ)に派生したという言葉にも現れています。
現在においても“The Noble Fiber (高貴な繊維)”として
王室での正式な晩餐会や世界の名門ホテルの寝具として使用されています。
肌に優しく、つねに心地よく。
四季を通じて理想的な睡眠をかなえる天然繊維。
肌に非常に優しく、ベッドリネンやパジャマで肌にじかに触れる際、
極上の質感で夢のような眠りに誘ってくれるリネン(亜麻)。
糸中心が空洞で空気を含んでいるため、肌触りが良いだけではなく、吸水性・速乾性にも優れ、
自然に体温を調節してくれます。
夜の睡眠は、体の細胞が新旧入れ替わる大事なひととき。
その間、汗を素早く吸い取り、素早く乾燥させて、つねに心地よい環境を保ちます。
乾燥が早いことから雑菌の繁殖を抑え、臭いが残りにくく、
繊維から体臭や加齢臭などが気にならず、さわやかな朝を迎えることができます。
さらにリネン(亜麻)は、日本の気候に非常に適している繊維です。
夏は、汗を素早く吸い取り、いつも爽やかに。
冬は、空気を含む繊維が天然のサーモスタットの役目を果たし、
身体を暖かく包み込んでくれるので、驚くほど暖かい。
グランフォンブランのリネンは四季を通してお使いいただけます。
使うほどしなやかになり、
肌に馴染む。
簡単なメンテナンスで、
永く愛したくなるおつきあいを。
リネン(亜麻)は、取り扱いが大変で、自分でメンテナンスするのは難しそう...。
そんなイメージを抱かれている方も少なくないかもしれません。
いいえ、リネン(亜麻)は、特にグラン フォン ブランの製品は取り扱いがとても簡単で、
むしろ、ご家庭で洗濯をぜひお願いしたいくらいなのです。
綿と比較して吸水力、乾燥が約4倍早いため、より短い時間であっという間に乾きます。
麻の中でも最も細いその繊維は、洗濯を何回か重ねるほどにしなやかになり、
生地はより柔らかく上質な肌触りになります。
愛情を込めてお使いいただくほど、
その上質さを長くお楽しみいただくことができ、
愛着と共にリネン(亜麻)と暮らす歓びも増していくことでしょう。
末長く、心地よく、
製品とおつきあいいただくために。
メンテナンスのアドバイス。
〈お取り扱いのご注意〉
リネン(亜麻)は乾燥に弱く、湿気に強い繊維です。また、シワになりやすいことも特徴です。
お取り扱いには、下記の点にご注意ください。
● お洗濯の際は、色物と分けてお洗いください。
● 蛍光洗剤、漂白剤、柔軟剤(合成界面活性剤使用)はなるべくご使用にならないでください。
● タンブラー乾燥はお避けください。
● 直射日光に弱く、変色していくため陰干し又は部屋干しをおすすめ致します。
〈ベッドリネン・テーブルリネン・ウェア〉
● 色物は着用やお洗濯時の洗剤や方法にもよりますが、色が徐々に抜けていきます。
● 湿った状態で他の布地と摩擦すると他の衣類に色が移ることがあります。
● 脱水直後または半乾きの状態でアイロン掛けしますとより綺麗に仕上がります。
上質な糸によるなめらかなシワの味わいの深さもどうぞお楽しみください。
〈タオル〉
●麻をパイルにすると性質上、リント(繊維くず)が綿タオルよりも多く出ます。
●ご使用になる前に、必ず他の洗濯物と分けて、(できれば目の細かいネットに入れて)水を多めで10~15回くらい水洗いしてください。
●乾かす際に、タオルを5~10回ほど振っていただくとパイルが立ってシャリ感がでます。
● 商品の性質上、洗濯後に縮むことがあります。
● 蛍光洗剤、漂白剤、柔軟剤(合成界面活性剤使用の場合*吸水性が落ちたり、毛羽が出やすくなる原因となります。)はなるべくご使用にならないでください。
● タンブラー乾燥はお避けください。