MIHOCOLUMN
#62 LINENについて
2021.06.23
鬱陶しい季節です。そんな時期、肌に一番嬉しいのが麻の素材ですね。
こんなにも日本の風土、気候にあった繊維が何故年中普及しないか不思議でした。日本では麻は夏のものと認識されているからです。しかし、麻の種類によって用途が違います。
1.一番荒々しい太い糸のジュート(黄麻)主にロープやコーヒー豆の袋に使用されます。
2.ラミー、日本語ですと(苧麻)といい、すこし固めのジュートよりは細くのれんや絽の着物にも使われます。今では柔らかく加工して、ツヤツヤしたブラウスにも使われていることがあります。
3.ヘンプ(大麻)、といってもマリファナの原料ではありません。マリファナに含まれるTHCの含有量が0.3%より少ないのが、繊維としての害のない糸です。ラミーより柔らかく、日本では国の許可する指定農家のみが栽培を許され、神宮や天王皇族の方々に納品されています。
4.LINEN(亜麻)
エジプトのミイラの包帯にも使われていました。「亜麻色の乙女」ってありますよね。あれは麻の亜麻の色のように柔らかく光沢のある、白や淡い黄色の糸を指しているのです。
特徴は麻の中でも一番肌触りがなめらかで柔らかく、そのうえ丈夫で水に強く、吸水性と速乾性に優れている為にバクテリアの?殖がおさえられ、綿やシルクのように濡れたまま放置していても嫌なにおいが残りません。
防虫、防カビ性がある為、非常に衛生的です。他の種類のものよりチクチクしないし、しわができても柔らかくしなやかなので肌にあたっても気持ち良くさわやかです。全くケミカルな加工を必要としないのです。
この亜麻-LINENの糸を使って織り上げた生地でGRAND FOND BLANCはベッドリネンやホームウエアを作っています。
亜麻の中でも特に細いしなやかな糸を選んでいるので極上の麻と言えます。
今までの日本ではこんな極上の麻はなかなか入って来ませんでした。だからちょっと太くてゆるく織り上げられたものを麻と認識し、麻は夏の物という概念ができたのでしょう。
GRAND FOND BLANCが扱うLINENは一年中ご使用頂けます。夏は汗をさっと吸って乾くのも早く肌をさわやかにしてくれます。冬は茎でできている繊維のため、茎の中に気泡があり、人の体温でその気泡が暖められ、綿よりも何倍も暖かく包み込んでくれます。その為、Bedリネンのみでも毛布も何も全く必要がないのです。すごいですね。すべて天然の機能なのです。
私は自分のブランドのBedリネンをもちろん使用していてこんな快適なBedはありません。旅行に出かけても我が家のBedが一番!!になってしまうのです。
ですから、ここ何年も風邪ひとつひかず!とても健康体です。シーツ、デュベカバー、ピローとピローケースで心地良く、お肌にもなめらかでぐっすり眠ることができ、目覚めもさわやかです。冬でもベッドスロー1枚かけていません。
こんな素晴らしいものを皆様に健康の為にも心地良さの為にも、心の底からご紹介したいのです。お高いと思われるかもしれません。でも毎日毎日の事です。体を守る日々を重ねることを考えれば決してお高くないのです。
GRAND FOND BLANCのフラッグシップショップは、コロナ禍の中ですがご予約制で、皆様に体験していただくためにオープンさせていただいています。是非、こんな時だからこそ、ご自分の体、大切な方の体を守る為に一度お越しになりませんか。
心より、皆様をお待ち申し上げております。これからさわやかな夏そして暖かく心地良い冬を迎えませんか?
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