MIHOCOLUMN
#46 一年の締めくくり
2019.12.26
2019年、皆様にとってどんな年でしたでしょうか。
年齢のせいか私はめまぐるしく始まり、めまぐるしく12月を迎えたような気がします。
はっきりと申し上げて、私はSNSが不得手です。
発信したとたんに反応があっという間のスピード感で返ってきます。その反応に一喜一憂し、SNSにとらわれている自分に気づくのです。
時代に取り残されまいと焦ります。
でも一旦立ち止まりませんか?
こうしてコラムを書く時間、私はペンで書いています。
パソコンで文章を作成するのとは違う気がします。
文字、漢字…こんな時にこの漢字を使うのか、とか、もう少し丁寧に書かなくては、とか。
何だかいつの間にか楽しんでいるものですね。
アナログなことは決して無駄ではなく、アナログが基礎となってSNSというツールになっていくのだなと、私はそう思っています。
一年一年追うごとに、どこに向かって生き急いでいるのか時々考えてしまいます。
いろいろなものづくりがあります。先人達が残した気の遠くなるような長い月日をかけて極めたそれぞれの芸術は、私たちにメッセージと感動を与えてくれます。
最近、美術館等に足を運ばれていますか?
自然から得られる様々な美意識や造形から、私達の身のまわりのあらゆるヒントになっていることに気づいてください。
ふと、足を止めてみる。
ふと、自然と対話してみる。
ふと、先人達の思いはどこから来たのかを考えてみる。
ふと、大切な方に感謝の心をあらためてもってみる。
年末年始の休暇に、少しだけスマホやパソコンから離れて空をあおぎ、生かされている意味を考えてみませんか?ちょっと足を止めて。手を止めて…
そして令和2年、2020年を迎えてみませんか?